更新日:2025.12.09
九州工業大学大学院情報工学府と、筑紫女学園中学校?高等学校は、相互の教育に係る交流?連携を図ることを目的として、連携協定を締結しています。
2025年12月3日、この連携協定の一環として、大学院情報工学研究院 生命化学情報工学研究系の岩田 通夫准教授による「コンピュータが切り拓く新しい薬づくりの世界」と題した進路選択特別講演会を、筑紫女学園高等学校1年生27名に対して実施しました。この2025年度進路選択特別講演会は全4回の実施を予定しており、今回は第3回目の実施となります。
第3回講演では、創薬の歩みを振り返りながら、ビッグデータを活用した次世代の創薬の可能性について紹介しました。特に、長い年月がかかる創薬の過程において、既存の薬や過去に医薬品開発が進まなかった化合物の新しい効能をみつけ、別の疾患の治療薬として開発する「ドラッグリポジショニング」について詳細な説明を行いました。講演中は、多くの生徒が熱心にメモを取り、質問も数多く寄せられました。
九州工業大学情報工学研究院では、引き続き、筑紫女学園中学校?高等学校における理工系分野の教育に協力することにより、同校における教育や人材育成に協力するとともに、入学前の女子中高生に対する理工系分野への進学意識の向上に貢献していきます。









